『Technics SL-1200』シリーズ: フルオートマティック・モデル


DJ用アナログ・タンテの定番と言えば、言わずと知れた『Technics SL-1200』シリーズ。

1970年代初頭にリリースされた初代を経て、DJユーズを意識したフル・モデルチェンジで市場に送り込まれた‘MK(マーク)2’モデルから、その歴史は始まりました。それ以降は改良されながらマイナー・チェンジを繰り返し、最終ヴァージョンの‘MK6’モデルまで定番機器としてシーンに君臨。その後、デジタル機器に取って代わられ、DJブースでのシェアがどんなに小さくなろうと、今までもこれからもダンス・フロア系アナログ盤の“絶対”再生機器として愛され続けられることでしょう。

そんな‘MK2’モデルが新発売された1970年代中頃、それの上位機種としてラインナップされたD.D.フルオート・タンテこそが写真の一台『Technics SL-1600MK2』でした。


 

 
このモデル・・・ 見ての通り、前部に操作パネルを据えた他は『SL-1200』そのものの外観!トーンアーム・ユニット、プラッターからスタイラス・イルミ、そして駆動モータまで、同一部品も多い、まさしく『SL-1200』のフルオート・ヴァージョンといったモデルです。もちろん、±6%のピチコン付き、マニュアルでの操作も可能の万能機。オート・リピート再生まで出来ちゃいます。

当時はレコード・プレーヤー全盛期で、中途半端に高めな本体価格や競合メーカーとのシビアな販売競争もあったためか、あまり市場にも出回っていないのですが、最近、ぶらりと立ち寄った某・中古楽器ショップにて初遭遇、 “フルオート機能故障”と書かれたジャンク・カードと、その割りには強気に設定された価格に躊躇しつつも、初めて目の当たりにしたその衝撃と高鳴る購買欲求を抑えきれず、勢いでゲットしちゃいました(笑)その後、ちょっとした部品交換でフルオート機能も無事回復、各部各所にメンテを施し、完動品としてここに蘇りました!
そして早速、お気に入りの一枚に針を乗せてみたわけですが・・・
これが思っていた以上にいい・・・ 抜群にいい!!音も良ければ使い勝手も最高。フルオートの便利さって病み付きになりそうですね(笑)針を乗せたり戻したりが要らないフルオート・システムは、一面演奏時間の短い12インチ・シングル中心リスナーにこそ嬉しい機能のような気がします。

このヴィンテージな逸品、ネットオークションにもたまに出品されるようなので、是非ホームリスニング専用機としてお勧めしたいです。

⇒ Clubberz Records [クラバーズ・レコーズ]

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